子ども脱被ばく裁判 弁護団のページ
私たちは,福島で子育てをする方々が,国や福島市などに対して「こどもたちに被ばくの心配のない環境で教育を受ける権利が保障されている事の確認」(子ども人権裁判)と,「原発事故後,子どもたちに被ばくを避ける措置を怠り,無用な被ばくをさせた責任」(親子裁判)を追求する裁判の弁護団です。
2022年6月27日月曜日
子ども脱被ばく裁判の予定(第4回期日)
2022年6月26日日曜日
控訴審準備書面(3)から(8)、証人尋問申請書、弁論分離の申出
・控訴審準備書面(3)
・控訴審準備書面(4)
控訴審第3回口頭弁論に先立ち提出した書面です。
・控訴審準備書面(5)
・控訴審準備書面(6)
・控訴審準備書面(7)
※書面は、準備書面(6)となっていますが(7)の誤記です。
・控訴審準備書面(8)
※書面は、準備書面(7)となっていますが(8)の誤記です。
控訴審第3回口頭弁論以降に提出した書面です。
・証人尋問申請書
・弁論分離の申出
裁判記録には,これまでの記録を載せています。
証拠説明書や証拠についてはこちらから⇒裁判資料(証拠)
2021年11月15日月曜日
子ども脱被ばく裁判の予定(次回)
控訴理由書、控訴理由書の補正書、控訴審準備書面⑴⑵
・控訴理由書(1p〜74p)
・控訴理由書(75p〜151P)
・控訴理由書の補正書210609
・控訴審準備書面⑴
・控訴審準備書面⑵
裁判記録には,これまでの記録を載せています。
証拠説明書や証拠についてはこちらから⇒裁判資料(証拠)
2021年3月16日火曜日
控訴状(2021年3月15日)とその報告
2021年3月15日に福島地裁に提出した控訴状。
以下は、控訴状を提出した弁護団の報告です。
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3月15日の控訴の報告
子ども脱被ばく裁判は3月15日、福島地裁に控訴状を提出し、控訴しました。以下、当日の提出を担当した弁護団の柳原からの報告です。
3月前半は「瞬く間」に過ぎてしまった――この日、控訴手続に参加した原告、代理人、支援者全員の率直な感想でした。判決言渡しがあった3月1日から控訴期限の15日まで無我夢中だったからです。
8日の弁護団から原告団に対する一審判決の説明会(オンライン)で、参加した原告の方々は全員控訴を表明し、11日の「控訴の声明」の通り、控訴が正式に決定しました。とはいえ、この日の参加した原告はわずかであり、他方、控訴は各原告自身が決定する事柄であるので、いったい、どれくらいの原告の方々が控訴するのか未知数でした。そのため、この8日から15日の提出まで、各原告への控訴の打診を行い、文字通り無我夢中の日々でした。2014年8月提訴以来6年半の年月が流れ、「原発事故は終わった。東京オリンピックを復興のシンボルに」といったまことの風評被害が吹き荒れ、それに追い討ちをかける1日の原告全面敗訴の過酷判決という逆境の中で、控訴は多くの原告の人たちにとって大変な試練だったはずです。しかし、この逆境にもかかわらず、15日には、行政訴訟6名、国賠訴訟125名の原告の方々が控訴しました。この人たちの存在は弁護団、支援団を鼓舞し、逆流に真正面から立ち向かおうと決意した原告の人たちに負けないように、私たちに第2ラウンドの戦いに立ち向かう決意を引き出してくれました。
3月15日から50日後(5月4日)が控訴審における私たちの所信表明ともいうべき控訴理由書の提出期限です。次は、一審判決のまちがい、おかしな点をみんなで検討する番です。裸の王様を笑うのが子どもです。その子どもが大笑いできるくらい「一審判決のまちがい、おかしな点」を解き明かして、大人も子どもも共有しましょう。そして、その集大成として控訴理由書が完成するように、これから「みんなで作る控訴理由書」の取り組みに励みたいと思います。
2021年3月14日日曜日
2021.3.15 控訴状の提出
以下はその控訴状の冒頭頁です。
控訴に当たって、改めて、3.11の声明で表明した以下の決意を皆さんと共有したいと思います。
また、明日の控訴状提出に福島地裁に参加できる方は奮ってご参加下さい。
「この国では、福島原発事故を契機に、最悪の毒物のひとつとされる放射性物質に対する規制が大幅に緩められるという驚くべき事態が進行し、その動きは現在も続いています。
低線量被ばくや内部被ばくのリスクは無視され、「被ばくは可能な限り少なくするべきだ」という、おそらく福島原発事故前は誰もが否定しなかった被ばく問題の大原則すら捨て去られそうです。
子どもたちや将来の世代に対する責任として、小さい声であっても、この国のありように異議の申し立てを続けていく覚悟です。」
2021年3月11日木曜日
2021.3.11 控訴の声明
子ども脱被ばく裁判の会 声明
遠藤東路裁判長が主文だけをそそくさと読み上げ、法壇から逃げるように立ち去り、福島地裁玄関前で人々が涙で怒りを爆発させたあの日から10日がたちました。この間、いったんは打ちのめされた原告から、子どもが無用な被ばくさせられた事実をなかったことにはさせられたくない、子どもを守るのは大人の責任だ、このまま終わらせるわけにはいかないとの声が続々と寄せられました。そして、原告団及び弁護団は、仙台高等裁判所に控訴して、子ども脱被ばく裁判の闘いを続ける決断をしました。そのことを、ちょうど10年の節目である本日、2021年3月11日に皆様に表明します。
真の復興と再生は、詳細な調査による被害の正確な把握と対策の実行、責任の明確化と謝罪を抜きにしては実現できないはずです。毒物の被害について、人類は、被害が生じるたびに規制を厳しくしてきました。ところが、この国では、福島原発事故を契機に、最悪の毒物のひとつとされる放射性物質に対する規制が大幅に緩められるという驚くべき事態が進行し、その動きは現在も続いています。
低線量被ばくや内部被ばくのリスクは無視され、「被ばくは可能な限り少なくするべきだ」という、おそらく福島原発事故前は誰もが否定しなかった被ばく問題の大原則すら捨て去られそうです。
子どもたちや将来の世代に対する責任として、小さい声であっても、この国のありように異議の申し立てを続けていく覚悟です。これからも、引き続き、ご支援をお願いいたします。
2021年3月11日
子ども脱被ばく裁判の会(原告団 弁護団 支援団一同)