2019.7.10
2019.7.9 子ども脱被ばく裁判第20回口頭弁論期日報告
弁護団長 井 戸 謙 一
1 原告側は準備書面73を提出しました。この準備書面は、被告国の準備書面12(低線量被爆の健康被害について述べたもの)及び準備書面13(内部被ばくについて述べたもの)に対する反論を内容とするものです。
2 被告国は次の2通の準備書面を提出しました。
(1) 準備書面14
福島第一原発周辺の土壌には福島原発事故由来のプルトニウムが存在するが、その量がわずかであるので、健康上のリスクはないというもの
(2) 準備書面15
子どもの放射線感受性が大人よりも高い前提で放射線防護対策がとられているが、低線量被ばくにおいては、高いという科学的根拠はないことを述べたもの
3 被告郡山市、田村市、福島市、会津若松市は、低線量被ばく及び内部被ばくについては被告国の主張を援用する(国の主張するとおりなので独自の主張はしない)との内容の準備書面を提出しました。
4 原告側は、7人の証人尋問申請書を提出しました。その採否について、最終的な決定は留保されましたが、郷地秀夫氏、河野益近氏、山下俊一氏については証人尋問を実施する方向であることが確認されました。
5 いよいよ次回からは、証人尋問が始まります。引き続きご支援をお願いいたします。
次回期日は10月1日(火曜日)午前10時10分に開始され、午前、午後実施されます。
以上